2002/09/11 (水)

September Eleven

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9月11日。 一年前と同じく研究所の中の様子は普段と変わらず一緒。 違うのは、事件の後に出来た国旗・州旗・研究所の旗の掲揚場に揚がっている旗が全て半旗になってたことくらい。

もともとリベラル色の強いカリフォルニアだからか、もしくは現場と遠く離れているから、現実感が薄いのか。 事件から一年後という区切りに特に変わった感じはなかった。

世界貿易センター(WTC)での式典では政治色・宗教色をなるべく出さない様に配慮したらしい。 その一方で、ペンタゴンでのブッシュは相も変わらず「世界で唯一の正義が世界の平和を守る」と言っている。 大義名分は戦争を行うのに必要だけど、殺される側からすれば正義も悪もないのに。 空爆でいったい何万人を殺したのか、正義に昂揚する純粋な(=世界を知らない)国民がたくさん居るんだろうなぁ、と思いながら見てた。 もちろん、国民全てが一つの価値観で固まっているわけは無いはずだけど、イラクへの戦争へ賛成するのが過半数を越えてるというのは、やはりそういうことを反映しているのだと思う。

イラクへの攻撃だってなんの為だか。 戦争をやって景気を戻そうという話もあるし、だいたい戦争をすると誰が得をするかというと、軍に武器を買ってもらえる企業、そしてその武器を売っている企業と結びつきの強い連中。 今の政府高官の中には軍需企業との結びつきが強い者が沢山いる。 ブッシュは石油業界の出身だし。 中東での利権といえば石油を思い浮かべないものは居ないだろう。

アメリカの言うことを聞いておかなければ日本はやばいというのが、今の日本の政府や外務省の考え方の様に見える。 それは一面正しいように見えるけど、いつまで帝国の反映が続くことやら。 せっかくキリスト教国とは違うという見方でつきあってくれている中東の国々を敵に回してまで、犬として徹する意味があるとは思えない。 ご主人様の機嫌をとりある程度はハイハイと言うことを聞きながら、憲法第九条を盾に最後の一線は越えないのが賢いやり方だと思うけど、そこまで出来るんだろうか?


物理屋のすごしかた (c) M.Kaneta