いつもオフィスに来るとまずPCを立ち上げてメイルをチェックしているんだけど、その中に Brookhaven National Lab のアナウンスで「うちの研究所の人がノーベル賞をもらったよ」ってのがあった。 アメリカの科学者がノーベル賞をもらうのはそれほど不思議ではない(基礎研究に人と金をつぎ込んでいるから)ので、ふーんと思いながらよく読んでみると、同時受賞者の一人は Masatoshi Koshibaとあった。 はて、どこかで聞いたことのある名前だなぁと思いながらよくよく読んでみるとカミオカンデを始めた小柴さんだった。
おぉ、ついにニュートリノ物理でノーベル賞が出たかという感じ。 久しぶりに素粒子分野での物理学賞なので、うれしい。 基礎科学は(すぐには)役にたたないので、こういう機会に基礎科学にもっと金を回してくれるようになるといいなぁ、特に自分のやってることの辺りに。
さっそく、他のことはほっておいてWebの新聞を見て回る。
読んで行くうちに、疑問が一つ。
用語説明などを書いている記者はきちんと分かって書いているのかなぁ、わかってないんじゃなかろうかと。
文字数の制限があるからかも知れないけど、細かいところで説明が違う。
とくに、ニュートリノをどうやって観測してるかというところが。
朝日新聞
3年、岐阜県・神岡鉱山の地下1000メートルに、3000トンの水をたたえたタンク型の素粒子観測装置「カミオカンデ」をつくった。タンクの壁には、1千個の高感度の光センサー(光電子増倍管)が取り付けられた。ニュートリノが水の電子などと衝突して出す弱い光を、このセンサーで待ち受けた。讀賣新聞
岐阜県神岡町の鉱山跡地に巨大な水槽を作り、3000トンの水をためて待ち構えた。宇宙のどこからか来たニュートリノが飛び込み、水分子の中の電子とたまにぶつかる。その衝撃で特殊な光(チェレンコフ光)が出る。それを水槽の内壁にびっしりと設けた光センサー(光電子増倍管)でとらえたい。毎日新聞
水槽にニュートリノが飛び込むと、水と反応して青い光を放つ。水槽の内壁には直径50センチという世界最大の光電子増倍管948本が設置され、わずかな光も観測する。日経新聞
ニュートリノが水に飛び込んだ時に生ずる微弱な光を、水槽の内壁にびっしりと並べた1000個のセンサーでとらえるしくみだ。
細かいことだけど、上の説明だと
ニュートリノ + 水 → 光
ニュートリノ + 電子 → 光
の様に読める。
けど実際は、
マスメディアの情報が玉石混淆(というより、石の中にたまには玉があると言う方がいいかも)なのは改めて言うまでもないんだけど。 気になることはしょうがない。
さて、明日から一週間母親がやってくる。 正確には「今居るところを引っ越す前に一回位は」と思い招待したんだけど。 初めての海外旅行、しかも一人で来てもらうんだけどどうやら無事に関空まではついてチェックインもすました模様(電話があった)。 航空会社の発着案内を見ると無事に飛行機は飛び立ったし、乗り遅れたという連絡もないのでちゃんと機内の人になったように思う。 明日は早起きして迎えに行かねば。