現在(1998/秋)、アメリカのブルックヘブン国立研究所では、世界初の超高エネルギー原子核の衝突型加速器である RHIC (Rerativistic Heavy Ion Collidor) が建設されています。 この加速器では、重心系エネルギーが核子当たり200GeVの金金衝突実験を行なうことが可能であり、これまでに行なわれてきた実験の10倍近くも原子核衝突時のエネルギーが高くなります。 より高エネルギーであることから、ハドロンの中に閉じ込められているクォーク、グルーオンが自由に飛び回れるプラズマ状態「Quark Gluon Plasma」のシグナルを観測することができると期待されています。
このシンポジウムは、今まで行なわれてきた実験結果に関する総括として行なわれました。